選任手続き、手話通訳付けず=裁判員候補者の要望見落とす−高知地裁(時事通信)

 強制わいせつ致傷事件の裁判員選任手続きで、高知地裁は20日、出席した聴覚障害者の女性が事前に要望した手話通訳を手配していなかったことを明らかにした。地裁職員が要望を見落としていたという。
 この事件は強制わいせつ致傷罪に問われた後藤国被告(34)の裁判で、高知地裁では初の裁判員裁判。
 地裁によると、女性には昨年11月、選任手続きの呼び出し状を送付した。女性は翌月に手話通訳が必要と回答して書類を返送。地裁は届いた書類を複数の職員で内容確認をしたが、要望を見落としていた。
 選任手続きは19日にあり、女性を含めて31人が出席。地裁は手配ミスに気付き、筆談器で対応した。
 女性は裁判員に選任されなかったが、手続き終了後に「手話通訳が必要だと伝えていたのに、準備してくれなかった。裁判所が嫌いになった」という趣旨の手書きのメモを見せ、地裁を後にしたという。
 近藤英彰高知地裁総務課長の話 裁判員候補者の方にはご迷惑をお掛けして大変申し訳ない。二度とこのようなことがないようチェック体制を充実させたい。 

【関連ニュース】
【特集】裁判員制度
わいせつBDなど1万3千枚=所持容疑で4人逮捕
4歳児虐待死の母に懲役6年=神戸地裁支部の裁判員裁判
殺人否認の被告、3月に公判=裁判員裁判で初
無期求刑の男に懲役20年=裁判員、結審日判決「もう少し時間を」

児童相談所新設求め署名 大田区 都議会に請願書提出へ(産経新聞)
自民・青木氏が出馬表明(時事通信)
民主党大会会場の日比谷公園周辺、厳戒態勢に(読売新聞)
<連れ回し>知人女性と3人の娘を車で 24歳男逮捕 広島(毎日新聞)
第142回芥川賞は該当作なし(読売新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。